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全NUA(NEC C&Cシステムユーザー会)主催の2015年海外研修に参加させていただきました。 そのときのレポートをお届けします。 今回の行き先はシンガポールとミャンマーです。

はじめに

 「ICTを通してシンガポールとミャンマーの今を掴む!」を研修テーマに、 アジアの先進国であるシンガポールと、新興国であるミャンマーから見えてくるASEAN市場のポテンシャルについて学んだ。

1日目 12月8日(火)

 羽田空港の待合室で結団式を終え、10:45にシンガポール(チャンギ)に向け出発。シンガポールは、雨季でとても蒸し暑かった。他のメンバーとは私だけが初顔合わせで緊張していたが、自然と話が出来るようになっていた。移動中に見えたシンガポールの街並みは、高層ビルが多く、道路を走っている車も高級車が目につき、先進国という言葉が納得いく街並みであった。車の購入時の税金は驚くほど高く、税金だけで500万円程度掛かるそうだが、そのような税金がかかるにも関わらず、街中には車が多かった。ただし、交通システムがしっかりしており、街中にETCシステムを導入することにより、街中の渋滞が起きないように対策がされていた。

2日目 12月9日(水)

  • NEC APAC訪問
     NEC APACでは、『東南アジア、そしてシンガポールの最新動向及び最先端の研究活動について』学んだ。
     シンガポールは、企業誘致のために、法人税を安くしたり、国がファンドを出して企業の誘致をしている。海外の企業を誘致することにより、国にお金が入るようにして、国の力をつけいる。また、自国の人間を一定割合雇用させることを条件にするなどしている。企業が参入する理由はこれだけではない。シンガポールでは、国が企業の取り組みをサポートしており、企業が社会実験を行う際に実験の場を提供してくれている。NEC APACは、このサポートを受けて、顔認証の社会実験をシンガポールの地下鉄で実施することが出来た。これらの理由により、シンガポールは企業が集まりやすい環境となっている。

  • 市内視察(インド人街、マーライオン公園、中華街、植物園)
     市内視察では、シンガポールの人種の多様性を感じた。シンガポールは、華人77%、マレー人15%、インド人7%、その他1%の割合で構成されている。街並みも人種のカラーが出ており、インド人街はインドの物や寺院が多く、中華街は中国の物や寺院が多かった。一つの国であるが、いろいろな国を訪れている感覚になった。

3日目 12月10日(木)

  • シンガポール日本通運
     シンガポール日本通運では、『ASEAN・南アジアの市場環境・物流事情について』学んだ。
     近年、アジアの市場が熱いと言われてきている。その理由として、単純に人口が増加していることもあるが、2010年より急速に増加した、世帯年間可処分所得US$5,000~US$35,000である中間所得層が増えてきていることが大きな理由である。物流面から見たシンガポールのアドバンテージは、「地理的優位性」「法的優位性」「空港・港」と優位な点が多い。これらの優位点から、「アジアの拠点をシンガポールへ」という動きが出てきている。

  • チャンギ空港
     ミャンマーへ移動。ミャンマーは、シンガポールと比べると、まだまだ発展しておらず、都会から田舎へ来た気分であった。

4日目 12月11日(金)

  • 日系政府機関(ジェトロヤンゴン)
     ジェトロヤンゴン では、『ミャンマーの今について』学んだ。
     先ず、ミャンマーは資源豊富な国であるが、軍が独占してその利益をとっているという社会的問題について学んだ。豊富な資源があっても、国がそれを管理しきれていないと、国としての利益に結びつかず、経済発展の障害になっている。しかしながら、そのような壁があっても、ミャンマーの成長は著しく、日本政府や企業の関心は強い。
     また、最近の日系企業の投資動向としては、飲食、ホテルやその他サービス業の進出も目立っている。最近では、日本でも有名なスーパーホテルがヤンゴンにオープンしたのを聞き、驚いた。IT分野でも、日本向けのオフショア開発を行っている企業も出てきており、今後のミャンマーから目が離せないと感じた。

  • Myanmar Corporate Strategic Advisory Co., Ltd.
     Myanmar Corporate Strategic Advisory Co., Ltd.では、『ミャンマーの証券取引所設立について』学んだ。
     日本の大手金融機関が力を入れた成果として、ヤンゴン証券取引所のオープンがある。ただし、これにはまだ問題もあり、引受会社の営業準備も上場予定の企業の上場準備も整ってい無いのが現状である。民主政権になる前の影響が強い。当時は銀行も信用されていなかったため、現在も銀行にお金を預けない人もいるようで、株式上場のメリットを企業に伝える努力を金融関係者は行っている。

5日目 12月12日(土)

  • 近郊視察
    近郊視察として、ヤンゴンから車で1~2時間で行けるバコーという地域を訪れた。バコーは、古都であり、古くからあるパコダと言われる寺院が多くあった。パコダはどれも立派で、しっかりと整備されていることや、パコダを訪れる人の多さから、ミャンマーの方の信仰の深さを感じた。

  • ヤンゴン空港
    近郊視察を終え、空港に向かう途中に時間があったので、地元のスーパーに寄り買い物タイムとなった。ただのスーパーなのだが、国が違うと目新しいものが多く、どこのお土産屋よりも楽しく過ごすことが出来たが、時間が限られており、しっかり見ることが出来なかった。非常に心残りである。帰国の途へ。

6日目 12月13日(日)

無事成田空港に到着。入国後、簡単に解散式を行い研修を修了した。

まとめ

 個人では旅行で海外を訪れることはあったが、研修という形で訪れると見え方が全然違った。海外の企業状況を考えるときは、その国の政治や、文化、歴史を考えることが非常に重要だと気付いた。シンガポールは成熟した経済であり、システム化された経済が印象的であった。ミャンマーは資源が豊富であったり、低コストの労働力などがあり、今後確実に成長していく国であることがわかり、非常に魅力的な国と感じた。
 海外を見るだけでなく、一緒に研修した同業種、他業種のメンバーと交流を図ることで、学ぶことも多かった。1つの事を深く学ぶことも大切であるが、いろいろな知識を学ぶことで、社会人として、人間として成長していきたいと思った研修でした。
 最後になりましたが、本研修に参加させていただき、ありがとうございました。

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